第11番札所 玉峯山 寺前薬師堂(曹洞宗)

 ■宗旨/曹洞宗 ■御本尊/薬師如来 

 創立の由来は判然としたところは不明であるが、地 域の信仰佛として、正徳三年(一七一三)十一月八日 に堂宇を再建、若桜町龍徳寺二世関叱全等大和尚が開山して玉峯山龍昌寺と号した。しかし元治元年 甲子一八六四)三月十三日に焼失、幸せにして本尊薬師 如来・日光・月光両菩薩は、その災害より免れ、村中 一同で堂宇を再興し、今日に至っていると記録されている。
 
 因幡誌によると、尊像は慶長年中(一五九六〜一六 一五)、藤原家浪士の山本四郎大夫が寺跡にて掘りだすとある。正像は金佛であったが享保(一七一六〜一 七三六)の末頃、若桜龍徳寺の渓水禅師が仏工に命じ 胎内に造り込め、堂宇が再興したとある。当村を寺前 というのは、昔、山下に寺があったことに由来する。

 その頃この辺りま で、カガミという伝 染病がはやり、村民 が難儀をしたが、薬 師如来が出現されてより、今に至って難 病なしと伝えられ る。
 
 現在は無住のお堂 であるが、自治会で 管理するとともに、 世話役を決めて昔のにぎわいを取り戻すために、村中で守り続けている。

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寺前薬師堂 〒680-0733 鳥取県八頭郡若桜町大野 

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